認定講習、遺伝カウンセリング・ロールプレイ研修会、認定制度

認定講習、遺伝カウンセリング・ロールプレイ研修会および認定制度について

第4回日本産科婦人科遺伝診療学会学術講演会では、認定講習を行います。認定講習とは、産婦人科領域で臨床遺伝学と関連する分野における基礎的な知識やスキルを修得するためのものです。また、学術講演会終了後には遺伝カウンセリング・ロールプレイ研修会を開催いたします。

1.認定講習について

今年度の学術講演会では、周産期領域と腫瘍領域の認定講習を行います。生殖内分泌領域の認定講習はありません。周産期領域の認定講習は4時間のプログラムで、周産期の一般診療の中で必要な基礎的知識や倫理的な問題点などについて系統的に学べる内容になっています。腫瘍領域の認定講習は3時間のプログラムで、今年度はアドバンス講習の位置づけで、昨年度のプログラムよりやや難易度を高めた専門的な知識や倫理的な課題について学べる内容になっています。周産期領域および腫瘍領域の認定講習の受講者には、それぞれ、講習(周産期)受講証、講習(腫瘍)受講証が交付されます。受講証は学術講演会後の認定申請において当該年度を含めた3年間有効となります。

2.遺伝カウンセリング・ロールプレイ研修会について

多数のお申込みをいただき、ありがとうございます。申込者数が定員に達しましたので、参加受付を締め切らせていただきました。

学術講演会終了後に周産期領域および腫瘍領域の遺伝カウンセリング・ロールプレイ研修会を以下の要項で開催いたします。6名の受講者からなるスモールグループでロールプレイを実習します。ロールプレイ研修会への参加には事前申し込みが必要です。

【対 象】 産婦人科領域の遺伝カウンセリングに関心があり、これから本格的に学びたいと
      考えている医療者

【テーマ】 以下の2領域の中から希望する領域を選択して申し込みを行ってください。
1)周産期:胎児の染色体異常を中心とした出生前遺伝カウンセリング〜産科一般診療で
  出会うことの多い相談への対応
2)腫瘍:がんゲノム医療と遺伝カウンセリング:リンチ症候群の遺伝カウンセリングを
  例として

【日 時】
  平成30年12月15日(土)午後3時から午後6時まで (周産期・腫瘍)
  *周産期領域については12月15日(土)の定員がいっぱいとなった場合には
   12月16日(日)午前9時から午後0時までの研修会を開催予定です。

【場 所】
  昭和大学7号館(50周年記念館)
  〒142-8555 東京都品川区旗の台2-2-15 昭和大学50年記念館
  交通:東急池上線・東急大井町線 旗の台駅東口 徒歩5分
  http://www10.showa-u.ac.jp/~gakushikai/contact/campus_mapL.pdf
      ※学術講演会会場とは異なりますので、ご注意ください。

【参加費】
  医師(会員)10,000円、医師(非会員)20,000円、医師以外3,000円
 (学術講演会参加費は、医師(会員)15,000円、医師(非会員)20,000円、
  医師以外5,000円が別途必要です。)

【募集人数】
  周産期120名(12月16日追加開催の場合も120名)
  腫瘍30名36名(12月15日のみ開催)

  • ロールプレイ研修会への参加には事前申し込みが必要です。
  • 申し込みは専用フォームにてお申込みいただきます。申し込み後、事務局から振込先口座をメールにてご案内いたしますので、1週間以内に参加費をお振り込みください。参加費のご入金が確認できない場合は、お申込みを取り消させていただくことがございますので、予めご了承ください。
  • 受講者は先着順に決定します。
  • ロールプレイ研修会への参加申し込みは本学会会員限定で先行受付を9月25日(火)
    午後0時より行い、一般受付は10月1日(月)午後0時から行います。
  • 入会希望者は9月14日(金)までに入会手続きをお済ませください。
    入会手続方法は下記よりご確認下さい。
    http://jsgog.kenkyuukai.jp/special/?id=17026

【ロールプレイ研修会実行委員会】
  総括責任者  澤井英明(兵庫医科大学)
  領域責任者  1)周産期領域:三宅秀彦 (お茶の水女子大学)
         2)腫瘍領域: 平沢 晃 (岡山大学)

3.日本産科婦人科遺伝診療学会の認定制度について

本学会では、今年度から周産期領域において一定の水準以上の臨床遺伝の知識および技術をもつものを認定いたします。認定を受けるには認定講習(周産期)の受講、ロールプレイ研修会の受講、および認定試験での合格が必要になります。今年度は腫瘍領域についての認定は行いません。

① 認定について

本学会では、一定の水準以上の臨床遺伝の知識と診療技術をもつ産婦人科専門医に「日本産科婦人科遺伝診療学会認定証」を発行して認定します。この制度は、臨床遺伝専門医の取得をこれから目指している、または臨床遺伝専門医は取得予定はないが産婦人科領域で遺伝診療を行いたいと考えている産婦人科専門医を対象として認定するものです。

今年度は周産期領域のみで「日本産科婦人科遺伝診療学会認定証(周産期)」を発行し、認定を行います。

② 認定試験について

今年度は周産期領域のみで認定試験を実施します。認定講習(周産期)の受講証を取得し、さらにロールプレイ(周産期)研修会に参加した方は、「日本産科婦人科遺伝診療学会認定証(周産期)」の発行を受けるための認定試験を受けることができます(試験はロールプレイ研修会後に実施します)。試験は、ペーパー試験で、周産期領域の基礎的知識、遺伝カウンセリングにおける基礎的態度、および倫理について問うものです。

③ 認定の申請について

認定試験の結果は後日、通知されます。認定試験の合格者で日本産科婦人科遺伝診療学会認定証(周産期)の希望者は認定料(10,000円)を別途支払って申請することで、認定証が発行されます。認定期間は5年間です。なお、産婦人科専門医でない場合など以下の要件を満たさない方は、試験を受けることはできますが、認定を受けることはできません。

日本産科婦人科遺伝診療学会認定証(周産期)の認定要件
1. 日本産科婦人科遺伝診療学会の会員である
2. 産婦人科専門医である
3. 認定試験に合格している
4. 本会講習(周産期)受講証を受けている
5. 本会ロールプレイ(周産期)受講証を受けている

認定の申請方法等の詳細については、後日、日本産科婦人科遺伝診療学会のホームページにてご案内させていただきます。